FANTASY

100年後の眠り姫

 エブリスタ

 
 魔女に呪われ、眠りについた私は、自分を起こしてくれる王子様を待っていた。

 少々うるさい小悪魔とともに。

「なんだよ。
 また気に入らないのかよ。

 早く決めろよ。
 もう100年経ったぞ、目覚めたら、ババアになるかもだぞ。

 浦島太郎みたいに」

「なに浦島太郎って……?」

 永遠の愛って、一体、何処にあるんですかね……?

 

 


柊なつのとうさぎの事件簿

魔法のiらんど

 

 小学校を卒業したばかりの柊なつのは悩んでいた。

 これは小学校の春休みなのか。

 それとも、中学校の春休みなのか。

「いや……どうでもいいだろ」
とイケメンだが、一言多い仁岡塔也におか とうやに言われながら、春休みを過ごしていた、なつのだったが。

 ある日、いつも抱いて寝ている、うさぎのクッションがしゃべり出した。

「うさぎがしゃべった!」
と驚くなつのに、うさぎが言う。

「これはお前の妄想だ。
 だから、安心して、我に従え」

「いや……なんでそんな悪霊っぽいしゃべり方なんですか」

 うさぎのクッションと落ち武者の霊と、仁岡となつのの十四日間――。

 


花を背負っていいのは、私ですっ、王子!

小説家になろう

 

社長にフラれ、呑んだくれて寝たOLの未悠が目を覚ますと、そこは社長そっくりの王子が居る異世界だった。


もふもふの杜 ~証拠品と神様拾いました~

 カクヨム

 

「私は塞の神だ」

「いや……貴方、カピバラですよね?」

刑事課の下っ端、瞳は、殺人事件の証拠品を拾いに行って、塞の神を名乗る野良カピバラに出会う。

証拠品は渡さないっと頑張るカピバラと、持って帰らねば、先輩たちにど突かれるっ、と頑張る瞳、イケメンだが、高圧的な先輩、小早川冬馬の物語。

 


押入れから王子が出てきましたよ?

 カクヨム

 

高校一年の紬(つむぎ)は、ある日、押入れから、昔作った失敗作のフェルト人形が、よちよち歩いて出てくるのを見る。

 

「私は王子だ」

と名乗るその人形に、異世界に連れ去られた紬は、作りかけの人形をすべて完成させるように言われる。

 

 この世界の戦いは、人間が人形に乗り移ってするものだからだ。

 

「ところで、お前の作ったこの身体、首が常時傾いている気がするのだが……」

「気のせいです」

 

「傾いて……」

「気のせいです、王子」

 


いつか、あなたに恋をする――

魔法のiらんど

ノベマ!

 

「小娘、お前は何者だ」


 戦争が始まる前。
 まだ華やかなりし頃の帝都にタイムスリップした真生まおは、美貌の軍人、高坂こうさかと出会う。

 高坂は幼なじみの斗真とうまと瓜二つなのだが。

 斗真は、自分は高坂の生まれ変わりではないと言う。

 過去と学園を行ったりきたりしながら、高坂と過ごすうち、タイムスリップ現象を止める方法に気づいた真生だったが――。

 私は、過去という名の未来で、

  いつか、あなたに恋をする――。


ユーレイ寺の嫁 ~このお坊さん、成仏させないんですけどっ~

カクヨム

 

ユーレイ寺と呼ばれる寺にひとり住む環の許に、ほとりという美女が現れた。

「こんにちは。貴方の嫁です」

「……一人が暮らすのがやっとなのに、嫁をもらった覚えはないが」

「私は、貴方に助けてもらった狐です」

「狐も助けた覚えはない」

なんだかんだで一緒に暮らすようになった二人だが。

環の寺の蔵には、供養されることない、いわくつきの品々が眠っていて――。